ついに念願のグランドチェロキーを手に入れた……そう喜んだのも束の間、「こんなはずじゃなかった！」と後悔する声があるのも事実です。
圧倒的な迫力と走破性に心躍る反面、思わぬ落とし穴に気づいて落胆してしまうケースもあります。本記事では、実際に購入したグランドチェロキーの後悔ポイントと注意点をわかりやすく解説します。
タップできるもくじ
グランドチェロキーを買って後悔したこと
とにかく燃費が悪い点への後悔
グランドチェロキーの燃費は、街乗りでリッター5km前後になるケースが多いとされています。このクラスのSUVとしては致し方ない部分もありますが、想像以上にガソリン代がかさむため、購入後にびっくりする人も少なくありません。
燃費を上げるには定期的なオイル交換やタイヤ空気圧管理が有効です。過度な急加速を避ければ燃費悪化を多少抑えられます。
思ったよりサイズ感の大きさに後悔
全幅が大きいグランドチェロキーは、日本の狭い駐車場や道路で扱いが難しいと感じる人が多いです。特に立体駐車場が利用できないケースもあり、移動や駐車スペース探しに時間がかかる場面があります。車幅に慣れるまでは小回りが効かず、後悔するポイントの一つになりがちです。
最初は苦労しますが慣れればスムーズになります。駐車練習や車幅感覚を養う工夫が大切です。
電装系トラブルが多い
グランドチェロキーでは、ライトやエアコンなどの電装系トラブルが起こりやすいと言われることがあります。実際、メンテナンス不足やパーツの経年劣化により、突然不具合が出ることも少なくありません。
購入時の年式と整備履歴をしっかり確認し、不具合が出たら早めに対処することが大切です。
多少の不具合は起こりやすいですが、定期点検や早期の部品交換で防げます。対処を怠らなければ深刻化しません。
後悔しないためのポイント
定期点検で故障リスクを抑える
グランドチェロキーの後悔ポイントを最小限にするには、定期点検が不可欠です。オイル交換やブレーキ点検などの基本的なメンテナンスを怠ると、思わぬタイミングで故障が発生する場合があります。こまめな点検が長持ちのカギです。
半年に一度または5,000kmごとの点検がおすすめです。異音や警告灯を見逃さない習慣も重要です。
消耗品の早め交換
ブレーキパッドやエアサスペンション、ワイパーブレードなどは、経年劣化が進むと不具合が出やすくなります。パーツ代は国産車より高めですが、壊れてから交換するより早めの交換のほうが結果的には安く済むこともあります。
走行距離や点検結果を踏まえつつ、少しでも劣化の兆候があれば早めに交換するのが安心です。
中古車は整備履歴を要確認
中古のグランドチェロキーでは、過去の整備履歴をチェックすることがとても大切です。電装系を含む部品交換歴やオイル漏れの修理歴などがはっきりしている車両のほうが、後悔リスクが減らせます。安さだけで飛びつくと、トラブルが頻発して後悔しかねません。
信頼できる販売店や保証付きで探すのがおすすめです。履歴が不明なら避けるのが無難です。
購入前の注意事項
他モデルとの比較
購入前には、ランドクルーザーやパジェロなど同クラスSUVと比較してみるのも有効です。燃費や故障率、サイズ感などがモデルによって大きく異なるため、自分のライフスタイルや予算に合うかどうかを冷静に見極めましょう。
以下は、ジープ・グランドチェロキーとよく比較される車種です。
| 車種名 | メーカー | 新車価格帯 | 中古車価格帯 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ランドクルーザー | トヨタ | 約770万円～ | 約95万円～787.1万円 | 高い耐久性とオフロード性能を持つ日本のフラッグシップSUV。 |
| ランドクルーザープラド | トヨタ | 約315万円～554.3万円 | 約95万円～787.1万円 | ランドクルーザーの弟分で、オフロード性能と都市での使い勝手を両立。 |
| レンジローバーイヴォーク | ランドローバー | 約461万円～939万円 | 約121万円～928万円 | スタイリッシュなデザインと高級感が特徴のコンパクトSUV。 |
| エクスプローラー | フォード | 約440万円～635万円 | 約22万円～1090万円 | 広い室内空間と快適性を備えたアメリカ製SUV。 |
| ハリアー | トヨタ | 約299万円～620万円 | 約39.8万円～669.8万円 | 洗練されたデザインと快適な乗り心地が魅力のクロスオーバーSUV。 |
| RX | レクサス | 約664万円～901万円 | 約78万円～1161.2万円 | 高級感と先進技術を兼ね備えたミッドサイズSUV。 |
| RAV4 | トヨタ | 約260.8万円～563.3万円 | 約49万円～565万円 | 多様なグレードと高い実用性を持つコンパクトSUV。 |
| X3 | BMW | 約639万円～998万円 | 約39.9万円～879.9万円 | スポーティな走行性能と高級感を兼ね備えたミッドサイズSUV。 |
| エクストレイル | 日産 | 約319.9万円～533.3万円 | 約22万円～558万円 | 優れた4WD性能と燃費効率を持つクロスオーバーSUV。 |
| アルファード | トヨタ | 約540万円～872万円 | 約24万円～2199万円 | 広い室内空間と高級感を備えたミニバン。 |
維持費、燃費、安全性能のバランスです。試乗や口コミも参考にしながら検討してください。
ディーラー保証や整備工場選び
後悔を回避するには、保証やメンテナンス体制が整ったディーラーや、腕の良い整備工場が近くにあるかが重要です。輸入車専門の工場だと部品交換や修理がスムーズに進み、長期的な維持コストも抑えやすくなります。
新しめの車はディーラー、年式が経過した車は専門工場が得意な場合が多いです。状況に応じて選びましょう。
まとめ：グランドチェロキー後悔
- 燃費がリッター5km前後と悪いので維持コストが高め
- 全幅が大きく狭い駐車場などで苦労しやすい
- 電装系やサスペンションなどの不具合が報告されがち
- 定期点検と消耗品の早め交換が大切
- 中古車は整備履歴を確認してから購入する
上記のような後悔ポイントは存在しますが、事前に気を付ければ乗りこなせる頼もしいSUVでもあります。ここからは筆者の個人的感想を踏まえて、約300文字で本記事を総括します。
グランドチェロキーはアメリカらしい迫力と高い走破性が特徴で、乗る楽しさは格別です。しかし同時に燃費やサイズ感など、国産SUVにはない注意点があり、後悔するケースも見受けられます。
実際、電装系トラブルやサスペンション関連の出費を気にする方は少なくありません。それでも、定期点検や早めの消耗品交換、そして整備履歴のしっかりした車を選ぶことで、快適なカーライフが実現できるでしょう。
価格面だけでなく長期的な維持費やサポート体制も含めて検討すれば、後悔のない選択が可能です。是非、本記事を参考に自分のライフスタイルに合ったグランドチェロキーを見つけてください。
燃費やサイズを許容できるかが最大のポイントです。事前に試乗し、実際の使い方をイメージしましょう。
